天下一武道会〜斧使いアックスとババ抜き対決〜
天下一武道会なんだけど、戦いはババ抜きとか
平和な手段になる系のシリーズです。
今回は今息子がハマっているポケモンババ抜き
対決にしました。
斧使い、アックス
「次の対戦相手は……斧使い・アックス!」 天下一武道会の会場がどよめいた。
アックスは堂々とした構えでXXくんの前に現れた。 大きな斧を担いだ屈強な男。XXくんはごくりと唾を飲み込む。 真っ赤なタンクトップ に、黒と金の稲妻模様 が入ったズボンを履いている。腕は太く、日焼けした肌にはいくつもの 傷跡 が刻まれていた。
さあ試合が始まりました
「お前を一撃で倒してやるぜ!」 アックスが大きく斧を振り上げる!
「うわっ、危ない!」
XXくんはなんとかかわした。すると、その勢いでアックスも体勢を崩し、ポトンと何かが地面に落ちた。
「ん?なんだこれは?」
XXくんが拾い上げると、それは ポケモンババ抜き のカードセットだった。
「君もババ抜きが好きなのか?」
「ふん、まあな……俺は負け知らずだ!」
アックスは斧を地面に置くと、XXくんをギロリとにらんだ。
「ならば勝負だ!ババ抜き対決、いざ開戦!」
「ふん……こんな子ども相手に、本気を出すまでもねぇが……まぁ、いいだろう。ババ抜きで勝負してやるぜ!」
彼はニヤリと笑いながら、分厚い手でポケモンババ抜きのカードをシャッフルした。
相手の癖を読め!
パパ:カードは36枚、1枚はババでもう一枚は
パパ:トッププレイヤー。
パパ:2人で対決するとカードは何枚ずつ?
息子:18枚!
パパ:XXくんは4セット揃ってい場においたよ
パパ:残りの手札は何まい?
息子:10枚!
最初にババを持ったのはアックス。
アックスのババの近くに手が向かうと、アックスの眉がピクッと動いた。
それに気づいたXXくんは、ババを引かずに他のカードを選ぶ。
(ふふ、ババの場所が分かったぞ!)
「やったー!僕の勝ち!」
観客が大きな拍手を送る。XXくん、第1戦勝利!
焦りを誘え!
ババはXXくんの手からスタート。 アックスは悔しさから、次の試合では 素早くカードを引こうとする 。
(よし、ここはゆっくり時間をかけて焦らせよう)
XXくんはあえて じっくりカードを選ぶふりをする 。
「早く引けよ!」
「えー、どれにしようかなぁ~」
アックスはイライラし、思わず勢いよくカードを引いた。
「……あっ!」
またしても ババを引いてしまった!
「やったー!」
XXくん、2回戦も勝利!
視線の駆け引き!
「このままでは終われねぇ……!」
アックスは作戦を変えた。今度は XXくんの視線をじっくり観察 し、ババを持っているとき ババに視線が向かうクセ に気づいたのだ。
アックスが ババを避けてカードを引こうとする 。しかし、XXくんもすぐに異変に気づいた。
(しまった、読まれている……ならば!)
XXくんは わざと別のカードに視線を送る作戦 に切り替えた。
アックスは「これはババじゃないな」と油断し、カードを引く。
「うわぁっ!! またババかぁぁぁ!!」
「やったー!XXくんの勝利!!!」
観客の大歓声が巻き起こる!
エピローグ
「くそぉ……お前、ババ抜きの達人かよ……」
「君も強かったよ!また勝負しようね!」
XXくんとアックスは、ガシッと握手を交わした。天下一武道会は今日も 平和的な勝負 で決着したのだった。
パパ:「アレックスはどんな服きてた?」
お話に出てきたポケモンババ抜き