パパの無人島サバイバル~第3話:素材探しと作業台作り~
マイクラにハマっている息子に
無人島で何もないところから色々
作っていく話を考えました。
3話では、素材探しと作業台作成を
テーマにしました。
やるべきことの整理
パパは次にやるべきことを考えた。
息子:作業台作らないと!
昨夜は少し雨が降った。寝床の窪みはあるけれど、このままでは十分とは言えない。
もっと雨風を凌げるような、しっかりとした家を作りたい。
さらに、昨日釣り竿を作ったときに気づいた。
「平らな作業台があれば、もっと道具作りがしやすくなる!」
「この島は小さいのか? 大きいのか? それとも大陸の一部なのか……?」
考えれば考えるほど、やることは山積みだった。
焚き火の準備も必要だ。 夜、もし動物が近づいてきたら、寝ている間に襲われるかもしれない。
火があれば、動物を遠ざけるだけでなく、料理や暖を取るのにも役立つ。
パパは深く息を吸い込み、静かに決意した。
「よし、まずは素材集めと探索をしよう!」
探検開始
朝早く、太陽が水平線から顔を出し、瞬く間に空が明るくなる。
南国の穏やかな風が吹き、波が優しく砂浜を撫でる。
「今日は絶好の探検日和だ!」
パパは海岸沿いをぐるっと右回りに歩いてみることにした。
- この島はどれくらいの大きさなのか?
- もしかしたら何か便利なものが流れ着いているかもしれない!
- 誰か人がいる可能性は?
- 食べられるものはあるだろうか?
そんなことを考えながら、足元の砂を踏みしめ、一歩一歩進んでいく。
海岸線はくねくねと曲がりながら続いていた。 白い砂浜がどこまでも広がり、ところどころに黒っぽい岩場が顔をのぞかせている。
パパはそのうちのひとつに目を留めた。
「この岩場、生き物が隠れていそう?」
少し興味が湧いたけれど、今日は探索が優先だ。
また後でしっかりと調べることにして、先へ進むことにした。
昼まで歩いたところで、目印として流木を砂の上に置き、折り返すことにした。
砂の中の発見
「ここまで歩いてきたぞ……。」
パパは流木を立てて「ここまで来たぞマーク」をつけ、そろそろ戻ろうかと考えたそのとき——。
ガリッ。
「ん?」
足の裏に、砂とは違う硬い感触が伝わる。
パパは立ち止まり、足元をじっと見つめた。
そこには、何か金属のようなものが砂の中にうっすらと埋まっている。
「なんだろう?」
パパはしゃがみ込み、指で砂を払ってみた。
ザラザラと乾いた砂が流れ落ち、少しずつ錆びついた金属の端が姿を現す。
「これは……!」
パパはさらに手を使って砂をかき分け、少しずつそれを掘り出していった。 次第に全貌が明らかになる——それは、丸くて平らな金属板だった。
「まるで……ドラム缶の蓋みたいだ!」
驚きと興奮がこみ上げる。
「こんな大きな金属が見つかるなんて……!」
金属製で表面が平ら、しかも頑丈そうだ。
これは何かに使えるかもしれない——そう考えると、パパの手に力が入る。
「よし、引き上げるぞ……!」
パパは両手でしっかりつかみ、ぐっと引っ張ってみた。 ズズズ……
砂に埋まっていたそれが、ゆっくりと持ち上がる。 重いけれど、確かな手応え。
ついに、ドラム缶の蓋を完全に引き出した。
蓋の表面を手で払うと、太陽の光が反射してかすかに輝いた。
錆びてはいるものの、まだまだ十分に使えそうだ。
息子:作業台!
「これは……作業台にぴったりかもしれない!」
パパの心が弾んだ。 パパはドラム缶の蓋をしっかりと抱え、意気揚々と元の場所へと戻っていった——。
作業台作り
戻ると、パパはさっそく作業台作りに取りかかった。
パパ:作業台作るには何が何個必要?
息子:石を4個とドラム缶の蓋!
パパ:石は全部で10個あるよ
パパ:作業台を作ると残るのは何個?
まずは、しっかりした土台を作ることが大事だ。 海岸で拾った大きな石をしっかりと固定し、その上にドラム缶の蓋を乗せた。
「おっと、ちょっとぐらつくな……。」
そこで、周りに小石と砂を詰めて調整し、安定感を増していく。
「よし……これでどうだ!」
パパは軽く押してみた。ぐらつかない。
「ついに、作業台の完成だ!」
これで、木を切ったり、道具を作ったり、色々な作業がしやすくなる。
パパは手をポンとたたき、出来上がった作業台を満足そうに眺めた。
「少しずつだけど、生活の基盤が整ってきたな……。」
パパは完成した作業台を見ながら、小さくうなずいた。
次は、どんなことをしようか?
探索で見つけたもの
パパ:探索で何が見つかったと思う?
パパ:何が作れそう?
自然素材
- 流木
- ヤシの木の葉
- 乾燥した葉
- 大きな石
漂流物
- 大きめのビニール
- 壊れた斧
- 砂の中に埋まっていたドラム缶の蓋