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楽しく、小学校受験に役立つ寝る前のお話

オオスズメバチのバッチー〜お手伝い他〜

息子が好きな虫の一つ
オオスズメバチのお話です
主人公は息子の特徴に寄せています
家でのお手伝いを物語に入れています
バッチーはオオスズメバチの男の子。 飛ぶ速さと顎の力に自信を持っています。

しばらく飛んでいると、てんとう虫おばさん を見つけました。 てんとう虫おばさんは足を怪我しているようでしたが、たくさんのタオルを取り込もうとしています。

バッチーは近くに飛んでいきました。 「足を怪我したの? 大丈夫?」 てんとう虫おばさんは笑顔で答えました。 「大丈夫よ。」

「手伝ってあげるよ!」 バッチーはタオルを取り込むのを手伝いました。

そして、「僕、たたむのは得意なんだ!」と言いながら、タオルをきれいに畳んでいきます。 実はバッチーは、家でもタオルを畳むお手伝いをしていたのです。

「まあ、きれいに端を揃えて畳んでくれるのね! ありがとう!」 てんとう虫おばさんは驚いて、感謝しました。

「もっとお手伝いしてあげる!」 バッチーは意気込んで言いました。

台所では、ご飯の準備が途中になっているようでした。 「僕、混ぜるのが得意なんだ!」 バッチーは嬉しそうに言いました。

家でご飯を作るお手伝いをする時、ポテトサラダをこぼさずに上手に混ぜることができるのです。 いつも家族に褒められていました。

「上手に混ぜるね! ありがとう!」 てんとう虫おばさんはバッチーに感謝しました。

バッチーは 自分の力で誰かを助けることができた ことが嬉しくなりました。 そして、また散歩を続けることにしました。

小川の方へ向かうと、すみれや蓮華の花が咲いていました。

息子
「〜春の小川はさらさらいくよ〜♪」

春の暖かな日でした。 バッチーは春の歌を歌いながら、楽しそうに飛んでいました。

すると、突然 「大変だ!」 とバッチーは思いました。

お友達の蝶々ちゃんが、川で溺れています! 「どうしよう! 大変だ!」 周りには大人がいません。

バッチーはすごいスピードで家まで飛んで帰り、ロープを持って戻ってきました。 そして、蝶々ちゃんの方にロープを投げました。

蝶々ちゃんはロープの端にしっかりと掴まりました。 バッチーは 自慢の強い顎 でロープをしっかり引っ張ります。

「よいしょ! よいしょ!」

ついに、蝶々ちゃんを引き上げることができました!

「助かったよ、バッチーくん!」

バッチーは蝶々ちゃんが助かって本当に良かったと思いました。